マグネシウムクロム煉瓦は高融点アルカリ酸化物マグネシア鋼被覆用マグネシア炭素煉瓦(融点2800℃)とスラグに浸潤しにくい高融点炭素材料を原料電気炉用マグネシア炭素煉瓦とし、各種非酸化物添加剤を添加した。炭素質結合剤を用いて結合した非焼炭複合耐火物。マグネシウム炭素れんがは主に転炉、交流アーク炉、直流アーク炉の内張り、鋼包のスラグ線などの部位に用いられる。
マグネシウムクロム煉瓦は複合耐火材料として、マグネシア砂のスラグ浸食抵抗力の強さと炭素の高熱伝導性と低膨張性を有効に利用し、マグネシア砂の耐脱落性の悪いZ大欠点を補償した。
マグネシウムクロムレンガの主な特徴は4つあり、すなわち良好な耐高温性能を持っている、スラグ抵抗力が強い、熱衝撃に強い、高温クリープが低い。
マグネシウムクロム煉瓦の性能に対する原料の影響
マグネシウムクロム煉瓦を生産する主な原料であり、マグネシア質の優劣はマグネシア質煉瓦の性能に極めて重要な影響を与えており、どのように合理的にマグネシアを選択するかはマグネシア質煉瓦を生産する鍵である。マグネシアには電気溶融マグネシアと焼結マグネシアがあり、それらは異なる特徴を持っている。
電気溶融マグネシア:結晶粒が大きく、不純物が少なく、ケイ酸塩相が少なく、結晶粒の直接結合程度が高く、粒界が少ない。
焼結マグネシア:結晶粒が小さく、不純物とケイ酸塩の相が相対的に多く、直接結合程度が比較的に悪い。
マグネシア原料については、化学成分のほか、組織構造の面でも高密度と大結晶が求められているため、マグネシア炭素れんがを生産するためのマグネシア原料の品質指標として、以下の内容を考察すべきである:
1、酸化マグネシウム含有量(純度)
2、不純物の種類特にC/SとB 2 O 3含有量
3、マグネシア砂の密度、気孔孔径、気孔形態等(焼結性)